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[3/11] 第4回 Gateway to Life Scienceを開催しました

April 3 2024

IRCMSでは、「Gateway to Life Science」セミナーシリーズを開始しました。研究スタッフと非研究スタッフがこれまで以上に協力することにより、より市民に開かれた研究所を目指します。パンデミックの経験を通して、私たちは科学に対する信頼について再考することができました。一般的に、大学や研究機関で行われている研究は、多くの人びとにとって必ずしも理解しやすいものではありません。基礎生物学や基礎医学など、私たちの研究所についても同じことが言えます。本セミナーを通じて、全IRCMSスタッフの科学コミュニケーション能力の涵養に努めます。セミナーの内容については、今後Youtube等で公開予定です。

動画は以下のURLからご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=DII9uS59H8Y

日時:2024年3 月11日
講演者:水野 秀信 特任准教授
研究室名:多次元生体イメージング研究室        

  • 脳の中には千億程度の神経細胞があり、それぞれが情報の処理と伝達に働いています。
  • 脳神経回路は私たちの持つ認知・感情・思考・記憶などの高次脳機能の基盤となっています。
  • 脳の病気によって神経回路がどのように障害されるかを知ることで、疾患の治療法や予防法を開発することにつながります。
  • 水野研究室では生きた動物の脳の中の神経細胞を『直接』観察することができる2光子顕微鏡を用い、研究を進めています。

 

Q&A:             

Q1. 神経は生まれた後にも発達するのですか?
はい。神経の発達は生まれた後も継続し、これらは遺伝的な要因と環境的な要因の相互作用によって影響されます。

Q2.マウスと同じようにヒトも生後1週間での神経の発達は限定的なのか?
はい。マウスとヒトでは発達段階の異なる点はありますが、ヒトも生後1週間頃の神経回路の発達は未熟です。

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